ホウ酸塩とは何か
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2.木材保存剤としてのホウ酸塩

 木材を劣化生物から保護するため注入する薬剤を木材保存剤といいます。木材保存剤には、大別して固着型と拡散型があります。固着型保存剤は、木材組織中に注入すると固化し、組織と結合します。このため、一旦注入すると長期間水にさらしても溶け出す(溶脱する)ことはありません。
これに対して、拡散型保存剤は、木材組織と強固に結合することはなく、木材の含水率が高くなると
高濃度側から低濃度側へ拡散します。

   

木材保存剤:固着型と拡散型

 
項目 固着型 拡散型
材との
結合
木材中で固化し、組織と結合する 材と結合せず、水分を媒体に移動する
溶脱 水に長時間浸漬しても溶脱しない 長期間水に浸漬すると溶脱する
用途 限定されない。住宅部材、屋外用途 水が掛からず、地面と接触しない用途
塗装を条件に非接地屋外用途
浸透性 木材表層部10mmしか浸透しない 拡散により材の中心部まで浸透する
注入性 樹種により異なる 含水率に依存する
代表例 ACQ、銅アゾール、NZN、CCAなど ホウ酸塩、無機フッ化物
 

 
 日本で今日認定されている保存剤は、原則として固着型ですが、2004年のJIS K 1571の改正で拡散型保存剤の認定への道が開けました。

 
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