ホウ酸塩処理の効果・・・シロアリ
DOTの溶脱は見られず、イエシロアリ+ヤマトシロアリに対する10年間の暴露で、ほとんど食害されません。

ホウ酸塩処理はシロアリ対策に最適な手段です。理由は浸透性の良さです。シロアリは、材の中心部を食害する性質があるため、浸透長が10mmに限定される固着型保存剤では不十分です。
(図)は、鹿児島県で行われた日・米・加協同の野外試験の結果です。試験体は、結露などの理由で含水率50%に達しましたが、DOTの溶脱は見られず、イエシロアリ+ヤマトシロアリに対する10年間の暴露で、ほとんど食害されません。これに対し、未処理のヒノキやヘムファーは厳しく食害されています。
同じ試験で、腐朽に対しDOT処理が極めて効果的であることが確認されました。

写真は沖縄県竹富島に建設された環境省のビジターセンターです。ホウ酸塩処理した大断面集成材が構造を支えています。
鹿児島県肝付市(山佐木材株式会社提供)