ホウ酸塩ベースの表面処理剤
安全性、耐久性に優れているので、新築や既築住宅の木部処理に広く使用されています。
DOT水溶液やDOTとエチレングリコールの縮合物は、農薬系の表面処理剤と比較し、安全性、耐久性に優れているので、新築や既築住宅の木部処理に広く使用されています。
木材の表面に塗布されたホウ酸塩は、時間とともに材中心部へ浸透していきますが、分解や蒸散はしません。溶脱などで失われない限り、効果は永久に続きます。図1はホウ素系と合成殺虫剤系の表面処理剤を比較したものです。
合成殺虫剤系表面処理剤とホウ酸塩の処理木材中での経年変化比較
合成殺虫剤系処理材の有効成分は蒸散と分解により失われます。有効成分が蒸散すると毒性物質が大気を汚染し中毒やシックハウス症候群の一因となります。